医療法人社団 瑞鳳会松岡整形外科・内科リハビリテーション
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腰部脊柱管狭窄症

症状

  • この病気では長い距離を続けて歩くことができません。
  • もっとも特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間欠性跛行(かんけつせいはこう)です。
  • 腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、太腿や膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、少し前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。
  • 進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出が悪くなったり、逆に尿が漏れることもあります。

病態

  • 加齢、労働、あるいは背骨の病気による影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などによって神経が圧迫されます。
  • 脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靭帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。歳をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靭帯が厚くなったりするため、神経の通る脊柱管が狭くなって(狭窄)、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。
  • 「すべり症」では腰椎がずれることによって脊柱管が狭くなり、馬尾神経や神経根が圧迫されて症状が出ます。
MRI 正常な脊椎
MRI 腰部脊柱管狭窄症
脊髄造影
間欠跛行 下肢の痛み 下肢のしびれ

椎弓切除術

腹臥位(うつ伏せ)で行ないます。腰部真ん中に皮膚切開を行い、椎弓(骨)と黄色靱帯を切除し、神経の圧迫を取り除きます。

手術データ
麻酔全身
手術時間1.5時間程度
(狭窄の部位、程度により異なる)
手術創5cm程度
入院期間1週間程度
術後の効果
下肢痛・しびれ、腰痛の改善を認めます。間欠性跛行が改善し、長距離歩行が可能となります。
術前CT
術後CT
術前MRI
術後MRI

内視鏡で手術困難な方には従来どおりの手術で脊柱管(神経の通り道)を拡大します

手術・検査一覧

内視鏡下腰椎椎弓切除術(MEL)

腹臥位(うつ伏せ)で行ないます。腰部真ん中に皮膚切開を行い、操作管を挿入し内視鏡にて椎弓を切除、肥厚した黄色靭帯を切除することにより神経の圧迫を取り除きます。

手術データ
麻酔全身
手術時間1時間程度
手術創2cm程度
入院期間1週間程度
術後の効果
傷痕が小さく、背部の筋肉を大きく切る必要がありません。術後の痛みが軽く、回復も早く、手術部分の細菌感染の危険性が少ないです。日常生活や仕事への復帰が早期に行えます。
術前CT
術後CT

必要最低限の骨切除で脊柱管(神経の通り道)を拡大します

術前MRI
術後MRI

脊柱管(神経の通り道)を拡大

手術・検査一覧

腰椎前後方椎体間固定術(XLIF)

まずは側臥位(横向き)の状態で行ないます。左の脇腹を切開し後腹膜側から筋肉をよけ器具を椎体の前方まで挿入します。痛みやしびれの原因になっている椎間板を切除し、ケージというスペーサーを挿入します。脇腹の傷を縫合した後、腹臥位(うつ伏せ)に体位変換し、レントゲン透視下にて経皮的椎体固定術を行います。

手術データ
麻酔全身
手術時間3時間程度
(狭窄の部位、程度により異なる)
手術創約3cm×1ヵ所 約1cm×4ヵ所
入院期間10日~2週間程度
術後の効果
からだの前方から筋肉をよける器具を挿入するので、背中側の筋や神経に触れす、手術の傷による術後の痛みが軽減できます。また、大きなケージを設置することができるので、術後の安定性が増したり、骨が再びくっつくのが早まります。
手術・検査一覧

腰椎椎体間固定術

腹臥位(うつ伏せ)の状態で行ないます。腰部中心の皮膚を切開し、椎弓(骨)と黄色靱帯を切除、神経の圧迫を取り除きます。不安定な椎体の間にケージというスペーサーを挿入します。さらに、後方から椎弓根にスクリューを刺入し、上下のスクリューをロッドで繋ぎ止めます。

手術データ
麻酔全身
手術時間2時間程度
(狭窄の部位、程度により異なる)
手術創約5cm×1ヵ所 約1cm×4ヵ所
入院期間1週間~10日間程度
術後の効果
下肢痛・しびれ、腰痛の改善を認めます。間欠性跛行が改善し、長距離歩行が可能となります。
手術・検査一覧