首下がり症
症状
- 首下がり症は、後方伸筋群の筋力低下が原因でなることが多く、首を持ち上げることができなくなるため、前を見ることがつらくなります。このような状態に急になることもまれにありますが、肩が凝っているような違和感から始まり、症状が軽いため、この状態で気づく方はあまりいません。
その後、頭部が重く感じるようになり、前にかがんだような状態になり、頭を無理に上げようとすると首や背中に痛みを感じます。このような状態は、日常生活の質を著しく低下させます。歩きにくくなったり、食事を飲み込んだり(嚥下)、呼吸することが苦しく感じる方もいます。
病態
- 原因のチェックが大切で、頚椎症や加齢以外にも、病気が原因で起こる場合があります。主な疾病は、パーキンソン病・シストニア(筋肉が緊張し続ける)・ミオパチー(筋肉の力が弱くなる病気の総称)などがあります。また、近年では、腰の変形が起因となり、首下がり症が起こることも報告されています。
脊椎固定術
前後方からスクリューを刺入し、後弯を矯正します。
- 手術データ
- 麻酔全身
- 手術時間5時間程度
- 手術創20cm程度
- 入院期間3週間程度
- 術後の効果
- 首が持ち上がり、前方をしっかり見て歩くことが可能となります。
*東京医科大学病院でも積極的に治療を行っております。
関東エリアにお住いの方はホームページをご参照ください。
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手術・検査一覧